記事をご覧頂きありがとうございます。
「響け! ユーフォニアム2」を見ましたので感想を記載します。
感想を共有してアニメをより楽しんだり、これから見るアニメの参考になればと思います。
詳細な感想以降はネタバレを含みますので、ご注意ください。
※あくまで個人の感想であり、低評価でも作品自体を批判するつもりはなく、アニメ制作に関わった方達には感謝しています。
それでは、ごゆっくりどうぞ。
ざっくり感想(ネタバレなし)
1期よりさらに面白かったです。
1期での謎が明かされていったり、1期ではスポットの当たらなかったキャラにスポットが当たって、より物語に没入していけました。
より練習も本格的になっていき、全力で頑張っているキャラ達を見ていると勇気がもらえます。
また、1期ではなかった水着回もあり、キャラの可愛さもより描かれていました。
1期の続きになりますので、1期を見てから見てくださいね。
総合評価:
各話の評価は下グラフのとおりです。
・1期での謎が明かされていく
・水着回
基本情報
・略称:ユーフォ
・原作:宝島社文庫(小説)
・話数:全13話
・放送期間:2016年10月~12月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
作品概要
吹奏楽コンクール京都府大会。
そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、
次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……!引用:公式サイト
主要キャラ
【黄前 久美子(おうまえ くみこ)】
CV:黒沢ともよ
思っていることがつい口にでてしまう主人公。
小学4年生から楽器を始めていおり、誰もやる人がいなかったユーフォニアムを一度引き受けたことから中学生までそのままユーフォニアムを続けていた。高校生になり、他の楽器をやろうと試みるが結局ユーフォニアムを担当している。
【加藤 葉月(かとう はづき)】
CV:朝井彩加
活発で元気な女の子。主人公のクラスメイト。主人公の後ろの席だったことから主人公と友達になる。
主人公に影響されて吹奏学部に入ることに決める。
担当楽器は、トランペットを選ぼうとしたが、金管楽器毎にマウスピースが違うことを知らずに、先にマウスピースを購入し練習していたところチューバのマウスピースだったことからチューバを担当する。
【川島 緑輝(かわしま サファイア)】
CV:豊田萌絵
音楽が好きで少しドジな女の子。主人公のクラスメイト。吹奏楽の名門「聖女中等学院」の吹奏楽部でコントラバス担当だった。高校生になってもコントラバスを担当する。
【高坂 麗奈(こうさか れいな)】
CV:安斉知佳
気が強く、ストイックな高校1年生。主人公とは同じ中学校で同じ吹奏楽部だった。父親がプロのトランペット奏者をしていることもあり、トランペットを担当する。
【滝 昇(たき のぼる)】
CV:櫻井孝宏
北宇治高校の新しい吹奏楽部顧問。イケメンだが思ったことはズバズバ言う。
【田中 あすか(たなか あすか)】
CV:寿美菜子
ユーフォニアムのパートリーダーを務める3年生。副部長でもある。何事もそつなくこなして、人望もある。発言の何が冗談で何が本心なのかよくわからないどこか謎がある。
【鎧塚 みぞれ(よろいづか みぞれ)】
CV:種崎敦美
北宇治高校でただ一人オーボエを担当する2年生。無口でおとなしい。優子とは性格が真逆だが同じ中学だったこともあり仲が良い。
【傘木 希美(かさき のぞみ)】
CV:東山奈央
1年生だった時に吹奏楽部を退部した2年生。みぞれや優子と同じ中学でフルートを担当していた。
【吉川 優子(よしかわ ゆうこ)】
CV:山岡ゆり
トランペットを担当する2年生。頭上の大きなリボンがチャームポイント。みぞれや希美と同じ中学だった。
主題歌
-
「サウンドスケープ」
TRUEによるオープニングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲は渡辺拓也、編曲はEFFY。「ヴィヴァーチェ!」
(第一回 – 第八回、第十回 – 第十二回)北宇治カルテットによるエンディングテーマ。作詞・作曲はZAQ、編曲は高田暁。「響け!ユーフォニアム(Last Ver.)」
最終回のメモリアルエンディングテーマ。作曲・編曲は進藤正和(松田彬人)
スタッフ
- 原作 – 武田綾乃(宝島社文庫「響け!ユーフォニアム」シリーズ)
- 原作イラスト – アサダニッキ
- 監督 – 石原立也(劇場版第2作では総監督)、小川太一(劇場版第2作)
- シリーズ構成・脚本 – 花田十輝
- キャラクターデザイン・総作画監督 – 池田晶子
- シリーズ演出 – 山田尚子
- 楽器設定・楽器作監 – 高橋博行
- 美術監督 – 篠原睦雄
- 3D美術 – 鵜ノ口穣二
- 色彩設計 – 竹田明代
- 撮影監督 – 高尾一也
- 音響監督 – 鶴岡陽太
- 音響制作 – 楽音舎
- 音楽 – 松田彬人
- 音楽監修 – 大和田雅洋
- 音楽プロデューサー – 斎藤滋
- 音楽制作 – ランティス
- 音楽制作協力 – 洗足学園音楽大学
- 演奏協力 – フレッシュマン・ウインド・アンサンブル
- 企画プロデューサー – 八田英明
- プロデューサー – 大橋永晴、中村伸一、斎藤滋、瀬波里梨(第2期)
- アニメーション制作協力 – アニメーションDo
- アニメーション制作 – 京都アニメーション
- 製作 – 「響け!」製作委員会(京都アニメーション、ポニーキャニオン、ランティス、楽音舎)
詳細な感想(ネタバレあり)
1期での謎が明かされていく
1期で明かされなかった謎が各キャラにスポットを当てながら明かされていくのが、とても良かったです。
鎧塚みぞれ、傘木希美、吉川優子(2年生が辞めた背景)
1期では出番のなかったみぞれと希美、そして優子(南中学メンバー)にスポットが当たり、1期から話題になっている2年生が大量に辞めていった背景がさらに詳しく描かれているため、物語に深みが増して面白かったです。
みぞれは木管楽器で一番難しいと言われているオーボエを担当しています。希美はフルートを担当していましたが、吹奏楽部を1年生の時に辞めてしまった一人です。
みぞれと希美は同じ中学で吹奏楽をやっていました。最後の大会で銀賞に終わってしまったために、高校では絶対金賞を取ろうと約束をして北宇治高校に入ってきました。
しかし、当時の北宇治高校3年生はやる気のない人ばかりで、金賞を本気で取ろうとしていた希美には腹立たしかったです。
強豪校にも負けないように本気で練習していた希美は3年生に練習するよう説得しましたが、全然聞いてもらえずに、最終的には無視をされる始末でした。
本気で練習している人がいい加減な人達のせいで嫌な思いをするのはおかしいと思い、希美は部活を辞めてしまいます。
ある日、そんな希美が部活に戻りたいと言い出したのです。
関西大会に出場したことを聞いて、皆の力になりたいと思ったのです。出場メンバーには入らなくていいから、マネージャーとして戻らせて欲しいと言うのです。
しかし、あすかは希美が戻ることに反対しました。しかもその理由をはっきり言ってくれません。
不思議に思った久美子があすかを問い詰めるとあすかの真意がわかります。
みぞれは希美の顔を見ただけで気持ち悪くなってしまうのです。顔を見なくても傘木のフルートの音色を聞いても気持ち悪くなってしまいます。何か希美に対してトラウマがあるようです。
みぞれは唯一のオーボエ担当です。希美が戻ってくるとみぞれが体調を崩して演奏できなくなってしまいます。
これを危惧してあすかは希美が戻って来るのを反対していたのです。
しかもこの事実を希美は知りません。希美はみぞれと仲のいい友達のままだと思っているのです。傘木にこの事実を伝えると希美はショックを受けてしまう。なので、理由を伝えることもできずにただ戻って来るのを一方的に反対していたのです。
しかし、定期的に戻らせて欲しいと吹奏楽部の元に来ていた希美はみぞれに出会ってしまいます。
突然希美に出会って、みぞれは思わず逃げ出してしまいます。
希美は逃げてしまうみぞれを追おうとしていたところを事情を知っている優子に止められます。
そしてもう一人事情を知っている久美子にみぞれを探すようにお願いし、久美子はみぞれを探し始める。
学校中を探している内に久美子は誰もいない教室にある教卓の影にうずくまっているみぞれを見つけ出します。
そして、希美を避けている事情を聞き、みぞれの気持ちが明かされます。
みぞれは希美に会うのが怖い。現実を知るのが怖い。と言います。
みぞれにとって希美は特別だった。大切な友達だった。中学生の時、人が苦手で暗いみぞれはずっと一人だった。そんなみぞれに明るく話しかけて吹奏楽部に誘ってくれたのが希美だった。嬉しかった。希美と一緒に過ごす毎日が楽しかった。しかし、希美は友達が多く、希美が他の友達と遊んでいる時は少し寂しかった。自分は友達の中の一人であることが寂しかった。
そして高校1年の時、希美が相談なく吹奏楽部を辞めたのがショックだった。希美にとって自分は部活を辞める相談すらしないような、そんな存在なんだ。
だけど希美とは友達でいたかった。楽器だけが自分と希美をつないでいると思って演奏を続けていた。
久美子にとってこの話は衝撃だった。こんな理由で吹奏楽をやっている人がいることを知らなかった。
そんな話をしている内に優子も追いついた。
みぞれを心配し、声をかける。希美と話すのはまだ怖いかと。
みぞれはまだ怖いと答える。自分には希美しかいないから、拒絶されたら……….。恐怖で続きは言えなかった。
こんな言葉を聞いて優子はショックだった。みぞれにとって希美が大切な存在なのはわかるが、自分はなんなのか。
みぞれにとって優子は大事な友達じゃないのか。そんなことを思って優子はみぞれに聞いた。みぞれにとって自分は何なのか。
みぞれは答える。優子は自分がかわいそうだから、優しくしてくれた。同情して付き合ってくれている。
優子はその言葉を聞いて悲しくなると同時に怒りを覚える。優子はみぞれに訴えかける。好き好んで嫌いな奴と行動するわけない。そんな器用な人間ではない。自分のこと友達と思っていなかったのか。
それに、部活も希美だけのためなのか。あれだけ練習して関西大会に出場して何も思わなかったのか。
みぞれは答える。関西大会出場が決まった時は嬉しかった。と同時に辞めていった人達に申し訳なかった。喜んでいいのかわからなかった。
優子は言う。喜んでいいに決まってる。だから笑って。
この言葉を聞いてみぞれは嬉しくて泣いてします。
そんな話をしていたら希美が教室に入ってきた。
希美はみぞれに聞いた。なぜ逃げたのか。自分が何か気にさわることをしてしまったのかと。
みぞれは恐る恐る聞いた。どうして辞めることを話してくれなかったのかと。
希美は答える。必要なかったから。自分が先輩に対してイラ立ち腐っていっても、誰も練習してなくても一人頑張っていた。そんな人に一緒に辞めようとは言えなかった。
みぞれが心配しているようなことはなかった。希美はみぞれのことを友達と思っている。みぞれの勘違いだったのだ。
希美はみぞれの反応を見て気が付いた。みぞれは仲間外れにされたと思って悲しんでいたことに。
希美は全力で謝った。勘違いさせて悪かったと。みぞれも謝った。勝手に避けていたことを。
そして、希美は言う。府大会を見に行ったこと。みぞれの演奏がかっこよかったこと。中学の頃からみぞれのオーボエが好きなこと。みぞれのオーボエが聞きたいと。
みぞれは希美の本心を知り、笑顔で答えた。私も希美に演奏を聞いて欲しいと。
田中あすか(ユーフォが上手い理由)
1期の頃から不思議な存在だった。何事もそつなくこなしていき、リーダーシップがありながらも部長を断ったり、自分の意見をはっきり言うタイプだ。
そんなあすかは、久美子よりユーフォが上手い描写が何度もあった。久美子は小4からユーフォをやっているにもかかわらず久美子より上手いのに特に説明がなかった。
それが今期で説明された。
実はあすかの元父親はプロのユーフォニアム奏者だった。それはユーフォニアムをする人だったら誰もが読んだことのある本の著者であり、久美子も知っている名前だった。
あすかの母親とは離婚しているため、苗字は違う。
そんなこともあり、あすかにはユーフォの才能があった。
親が離婚したのはあすかが2才の頃だったので、記憶はない。
でも、小1の頃に突然ユーフォと曲が書かれたノートが届いたそうだ。
そして吹いてみたら案外うまくできて、ユーフォに没頭した。
しかし、母親は反対だった。成績が悪くなったらすぐやめるように指示されていた。
受験の時期になり全国大会を控えていたところを学校に乗り込んででも部活をやめさせようとしていた。
しかし、あすかは辞めなかった。しばらく練習にはこれなくなったが、勉強を頑張り、全国模試で高成績をだして母親を黙らせたのだ。
なぜあすかがこんなに本気になっているかというと、全国大会の審査員の中にあすかの元父親の名前があった。
だから全力で全国大会を目指していた。
そして念願かない全国大会で演奏ができた。結果は銅賞であったが、滝先生からユーフォの二人に伝えなければならないことがあると言われる。
廊下ですれ違った進藤正和(あすかの元父親)からユーフォを演奏していた子に伝えて欲しいと伝言を預かったそうだ。
滝先生(あすかの元父親からの伝言):
「よくここまで続けてきたね。美しい音色だったよ。」
その言葉を聞いてあすかはとても嬉しそうに笑った。
滝先生(音楽に詳しい理由)
何かと素性が明かされていなかった滝先生のことが明かされた。
滝先生には奥さんがいた。しかし、5年前に病気で亡くしてしまったそうだ。
滝先生の妻は、北宇治高校の生徒だったらしい。そしてその頃の北宇治高校吹奏楽部の顧問は滝先生の父親が担っていたそうだ。
やっていて全国大会に出場していたが、金賞は取れなかった。
だから自分が顧問になって、母校を全国大会金賞へ導くんだと病気になってからも言っていたそうだ。
妻を亡くしてからは、塞ぎこんでしまって音楽から距離を置いていたそうだ。そんな時父親から顧問をやるように頼まれて顧問をやることにしたらしい。
タイトル回収
この作品のタイトルは主人公がユーフォニアムを担当していることから決まっているのかと思っていましたが、少し違いました。
卒業式の時、皆で集まって別れを言い合うのが苦手だと言ってこっそり帰ろうとしていたあすかを見つけて久美子はあすかへ思いを伝えた。
あすかのこと苦手だった。何か難しい人だと思っていた。
でも今は大好きだ。絶対本心を見せない。いつも上から見下されているようで。友達なんかどうでもいいとか言うけど、今は寂しい。あすかが吹くユーフォをもっと聞きたい。あすかみたいなユーフォを吹きたいと伝えた。
それを聞いたあすかは父親から届いたある曲が書かれたノートを久美子に渡した。
自分にはもう必要はないといった。今度は久美子が後輩にこの曲を聞かせて欲しいと言って、あすかは去っていった。
あすかが去った後、ノートを開くと、あすかがいつも吹いていた曲の名前が書いてあった。「響け!ユーフォニアム」
水着回
久美子達がプールで遊ぶシーンがあり、皆の水着姿を見ることができます。
皆可愛くて眼福です!
こういった水着回は中盤にあるケースが多いように感じますが、本作品では2話とかなり早い段階で見れます。また、本作品ではこういったサービスシーンはないかと個人的に思っていたので少しびっくりしました。
【久美子、緑輝】
【麗奈】
【優子】
【あすか、香織】
【メガネを外しているあすか】
緑輝は……こういうのが好きな人もいるよね。
メガネなしのあすか先輩が可愛すぎる!
まとめ
1期を見た人は絶対楽しめます。
1期よりさらに練習が本格化していき、面白さが増しています。
1期を見た人には是非見て欲しいです。
1期で不思議に思っていた部分が明かされていき、物語のリアリティが増しています。