記事をご覧頂きありがとうございます。
「リコリス・リコイル」を見ましたので感想を記載します。
感想を共有してアニメをより楽しんだり、これから見るアニメの参考になればと思います。
詳細な感想以降はネタバレを含みますので、ご注意ください。
※あくまで個人の感想であり、低評価でも作品自体を批判するつもりはなく、アニメ制作に関わった方達には感謝しています。
それでは、ごゆっくりどうぞ。
ざっくり感想(ネタバレなし)
面白い!かわいい!
第一話の冒頭から少女が銃で犯罪者を射殺しまくりで一気に興味を持っていかれます。
作中のキャラがかわいいだけでなく、戦闘シーンも迫力があり、近未来的な技術を用いて情報収集するシーンもあり、見ていてとても楽しいです!
たまに日常回を挟むことで緊張と緩和がバランスよく配置されており、また日常回も面白いので本当に飽きずに見ていけました。
作中のキャラは様々な衣装で描かれており、スタッフのキャラへの愛を感じました!
物語が進むにつれて、登場人物達の秘密が明かされていき、展開が気になって毎週本当に楽しみでした!
総合評価:
各話の評価は下グラフのとおりです。
・キャラが魅力的
・迫力ある戦闘シーン、ほのぼのする日常シーン
・魅力的なアイキャッチ
基本情報
・略称:リコリコ
・原作:Spider Lily(オリジナルアニメ)
・話数:全13話
・放送期間:2022年7月~9月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
作品概要
主要キャラ
主題歌
-
「ALIVE」
ClariSによるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は重永亮介。「花の塔」
さユりによるエンディングテーマ。作詞・作曲はさユり、編曲は宮田“レフティ”リョウ。さユりは、「出会いに纏わる光と影、喜びと切なさの両面を描いた曲」としている。
スタッフ
- 原作:Spider Lily
- 監督・シリーズ構成:足立慎吾
- 副監督:丸山裕介
- ストーリー原案:アサウラ
- キャラクターデザイン:いみぎむる
- サブキャラクターデザイン:山本由美子
- 衣装デザイン:鈴木豪、浮き足
- リコリス制服、デザイン原案:尾内貴美香
- プロップデザイン:朱原デーナ
- 銃器デザイン:寺岡賢司
- 銃器作画監督:江間一隆
- メインアニメーター、銃器・アクション監修:沢田犬二
- 美術監督:池田真依子
- 美術設定:六七質、綱頭瑛子(協力)
- 背景:草薙
- 色彩設計:佐々木梓
- CGディレクター:森岡俊宇
- 撮影監督:青嶋俊明
- 編集:須藤瞳
- 音響監督:吉田光平
- 音響効果:上野励
- 音楽:睦月周平
- 音楽プロヂューサー:山内真治
- 音楽制作:アニプレックス
- チーフプロデューサー:三宅将典
- プロデューサー:神宮司学、吉田佳弘、大和田智之
- 宣伝プロデューサー:高橋里美
- 製作統括:柏田真一郎、加藤淳
- アニメーションプロデューサー:中柄裕二
- 制作:A-1 Pictures
- 製作:アニプレックス、ABCアニメーション、BS11
詳細な感想(ネタバレあり)
物語の導入(1話概要)
ナレーション:「大きな街が動き出す前の静けさが好き。平和で安全・綺麗な東京。日本人は規範意識が高くて優しくて温厚。放置国家日本。首都東京には危険などない。社会を乱すものの存在を許してはならない。存在していたことも許さない。消して消して消して….綺麗にする。危険は元々なかった。平和は私達日本人の気質によって成り立っているんだ。そう思えることが一番の幸せ。それを作るのが私達リコリスの役目。なんだってさ。」
【どこかのビル】
リコリスの女の子達が犯罪者達と交戦している。
リコリスの一人が囚われており、今にも射殺されそうである。
人質をエサにして他のリコリスをおびき出そうとしている。
そんな状況下で現場責任者と思われるリコリス(フキ)が指令室にいる指令官(楠木)へ突入許可を申請している。
しかし、司令官は相手を生け捕りにしたいらしく、突入させると交戦になり相手を殺してしまう可能性があるため待機命令をだしている。
司令官の命令にしかたなく従うことに決めた責任者だったが、一人のチームメンバー(たきな)が待機命令を無視して銃を乱射した。
そのおかげで人質は助かったが、相手を皆射殺してしまった。
【リコリス本部】
任務終了後、たきなは楠木に呼ばれて転属が言い渡された。
配属先は「和喫茶リコリコ」。配属先にも一人リコリスがいるらしい。生意気だが優秀だそうだ。
【喫茶リコリコ】
普通の喫茶店に見える。中に入ると一人の女性(ミズキ)と髭おやじ(ミカ)がいた。
本部から聞かされていた優秀なリコリスはこの女性のことだと勘違いして、たきなは丁寧に自己紹介する。
しかし、ミカからミズキはリコリスではないことを聞く。どうやらミズキは治安維持組織「DA」(リコリスの親元)の元メンバー。
ミズキは孤児を拾って暗殺者(リコリス)に育て上げるDAのやり方に嫌気がさしてやめたらしい。
そんなところに一人の女性(千束)が店に入ってきた。千束はすごく明るく天真爛漫で入った瞬間店が騒がしくなる。
そして千束が楠木の言っていた優秀なリコリスだ。今日からたきなとコンビを組むことになる。
千束はたきなとコンビを組むことがとても嬉しいらしくすごく上機嫌だ。
【街中】
さっそく千束に連れられて、たきなは二人で仕事をすることに。
仕事場に向かうまでに千束はたきなに話しかける。その際にたきなが転属する原因となった仕事の話になる。
どうやら敵の人達は銃の密売人で本当なら千丁の銃が取引される予定だったそうだ。そしてそれを防ぐためにリコリスが事件現場に向かった。
しかし、一人が人質にとられてたきなは、人質を守るために待機命令を無視して銃を乱射し、密売人を射殺した。
銃の密売はこれで食い止められたと思ったが、銃は見つからなかった。そして生存者もいないため、銃の行方が分からないままだと言う。
そんな話をしているうちに千束達は保育園についた。
千束が行っている仕事は保育園で園児達に授業をしたり、日本語教室の講師をしたり、喫茶リコリコの常連へコーヒーを届けたり、たきなが期待している仕事内容とはかけ離れていた。
たきなは千束にこの部署の仕事内容を聞いた。千束は改めて仕事内容を聞かれて回答に困りながらも、この部署の仕事はDAが興味を示さないような人達も困っている人達はたくさんいて、その人達を助けることだという。
次の行先は警察署だった。警察官が喫茶リコリコの常連さん。警察にストーカー被害の申請があるが、警察はストーカーに対する動きが遅いため、千束に動いて欲しいと要請したようだ。(千束がリコリスであることは警察官も知らない。)ストーカー被害にあっている人のボディガードをすることに。
ストーカーの被害者に話を聞くため待ち合わせ場所の喫茶店に向った。
被害者がくるまで、たきなは千束に疑問を投げかけた。
こんなことをしていて評価されるのか。
たきなはすぐにでも喫茶リコリコからDAに戻りたかった。そのためには活躍して評価される必要があると考えている。しかし、喫茶リコリコでの仕事内容では評価されることは難しいと感じたため千束に聞いてみたのだ。
たきなは自分の人事が正統なものとは思えなかった。あの場面で銃を乱射したのは合理的な判断だった。実際に人質(仲間)を救うことができた。
千束も仲間を救ったたきなは正しいことをしたと思っている。なので、たきながDAに戻れるように協力すると約束してくれた。
そんな話をしていたら待ち合わせをしてたストーカーの被害者(さおりさん)が喫茶店にやってきた。
彼氏との写真をSNSにあげてから脅迫のリプがきたため、すぐに消したが彼氏も自分も誰かに付きまとわれているという。
元彼とかが恨みでやっているのでは?と疑ったが、さおりさんに元彼はおらず、心当たりがないと言う。
たきなが写真を見ていると、さおりさんの写真の背景はたきなが銃を乱射したビルが写っており、たきな達が交戦する3時間前に撮った写真だという。
写真のビルを拡大してみると銃取引の現場が写っていた。銃は消えたのではなくもう取引を終えた後だったということだ。
ストーカーをしている人は銃取引の組織だということだ。
千束はさおりさんが危ないと判断し、今夜はさおりさんと一緒にいることを提案する。そこで、さおりさん家でパジャマパーティをすることに。
千束は自分の荷物を取りに喫茶リコリコへいったん戻ることに。
そこで一時的にたきなにさおりさんを任せる。
【さおりさん家に向かう道中】
たきなとさおりさんの二人でさおりさん家に向っている。たきなは車で尾行されていることに気づいた。
たきなは用事があると言ってさおりさんを一人にし、自分は物陰に身を潜めた。さおりさんをおとりにして犯罪者達をおびき寄せる作戦だ。
たきなの思惑どおりにさおりさんが一人になった瞬間にさおりさんはとらえられた。
たきなは車に対して銃を乱射していく。っが、現場に合流した千束に止められる。
このままでは人を殺してしまいそうなので、たきなには待機させて自分が対処することに。
千束が相手の傍にいき話をしようとすると、相手は千束にめがけて至近距離で銃を撃つが、千束は涼しい顔で銃弾をよける。そして相手に対して銃を撃ち、無力化していく。
しかし、千束の銃は非殺傷弾を使用しているため相手は気絶しているだけ。
千束は命を大事にしており、それは敵味方関係なく、守っている。
たきなは千束を優秀なリコリスだということに疑いをもっていたが、至近距離での銃弾をいとも簡単によけて、敵を無力化してく姿はまさに優秀なリコリスだった。
ここから性格がまるで違う二人のコンビのハチャメチャな毎日が始まる!
キャラがかわいい
この作品のキャラは皆魅力的で可愛く描かれています。作中での衣装が様々描かれており、スタッフのキャラへの愛を感じます!特に主要な3人について下記にまとめます。
錦木千束
天真爛漫で常に元気なのが魅力的です。見ているだけで元気をもらえます。銃弾を避けることが得意で銃撃戦では誰も勝てません。運動神経も抜群で、リコリスの中でも腕前はトップに君臨します。しかし千束の身体には大きな秘密があり…..。
井上たきな
常に冷静でクール。でも千束に対しては少しずつ明るくなっていき、仲良くなっているのが見ていて微笑ましいです。異性関係には無頓着で下着は機能性を重視して男物を履いています。
クルミ
見た目に反して電脳関係の知識や技術がずば抜けている。作品随一のハッカー。近未来的な技術を使用して情報収集するシーンは現実にはあり得ませんが、見ていてワクワクします!実際の年齢を知る者はいない。
迫力ある戦闘シーン、ほのぼのする日常シーン
戦闘シーンは迫力があり、見ていて面白いです。そしてほのぼのする日常回も程よく間に挟まれており、緊張と緩和のバランスがとても良いです。またクルミが近未来的な技術を駆使して情報を集めるシーンも何気にワクワクします!
戦闘シーンを一部抜粋して下記に画像を載せます。
戦闘中の千束はマジかっこいいです!
魅力的なアイキャッチ
毎話アイキャッチが変更されており、どれも魅力的だったため下記にまとめて載せておきます。(第11話のアイキャッチは毒性がある彼岸花を吸っている描写になっているため配信版では変更されています。変更前後両方載せておきます。)
伏線
作品にて伏線になっているポイントを下記に記載します。この伏線が物語後半に明かされていくため、違和感があった部分がスッキリします。
【要チェックポイント】
・凄腕である千束が喫茶リコリコで働いている
・千束は敵相手でも人を殺さない
・ちょくちょく出てくるアラン機関
・吉松が来た時のミカのリアクション
ちなみにクルミの容姿が異常に若いことは何も触れられませんでした。なので見た目通りの年齢なのか、何かの影響であの幼い見た目となっているかはわかりません。発言や知識量を考えると明らかにもっと年齢を重ねていそうですが謎のまま終わってしまいました。何かこの編も物語として設定があると嬉しかったんだけどな。
不満点
第12話で千束がみえみえの罠にひっかかるシーンがありました。これも何かの伏線かと思いきや、そうではなく純粋に引っ掛かったようでした。
このシーンは他のリコリスも千束を止めようともしなかったため罠に全員気づかなかったことになりますが、絶対ありえないぐらい不自然だったため、このシーンは作品のクオリティを落としていると感じています。
口コミ
#リコリス・リコイル #2
ガン×演歌の和洋折衷な逃亡劇が面白い‼︎
演歌を背景音楽に紡ぐ車内会話劇の魅せ方が上手くて。設定の不自然を千束節で一旦は腑に落とし、演歌の終止に併せ付ける会話のオチを緊張感への契機とする緩急もまた秀逸。先で述べた”不自然”が事件解決の伏線であった事実にも興奮… pic.twitter.com/EYt6DskSlo— コツコツが勝つコツ (@KATSU_KOTSU) July 10, 2022
dアニメストア #リコリス・リコイル(#リコリコ)第1話。
話題作を漸く観た。画が良い。動きが良い。女子2人の会話も良い。展開に勢いがあり、世界観も謎めいて面白そう。錦木千束の個性と異才が早くも発揮されたのも面白い。SAOキャラデザで馴染みの足立慎吾監督も万能振りを発揮したと言える。 pic.twitter.com/kgXx0R4Cuj— 翔也 (@gracilistepuer) July 5, 2022
【アマゾンプライムでの評価】
1066件のレビューがあり、星4.4と高評価です。
低評価の意見を簡単にまとめるとストーリー展開がご都合主義で受け付けないという人が多かったように思います。
千束が銃弾を避ける能力やクルミの超絶ハッカーの腕前はたしかにご都合主義と言われても反論できないような気もします。ファンタジー要素があまり受け付けず、なるべく現実的なストーリーを望んでいる人には向いていない作品かもしれませんね。
ただ、キャラデザを悪く言っている意見は皆無だったように感じました。
まとめ
面白い、カワイイ!
戦闘シーン最高!
近未来の技術も楽しい!
興味が出た人は是非見てみてください!