記事をご覧頂きありがとうございます。
「シャドーハウス」を見ましたので感想を記載します。
感想を共有してアニメをより楽しんだり、これから見るアニメの参考になればと思います。
詳細な感想以降はネタバレを含みますので、ご注意ください。
※あくまで個人の感想であり、低評価でも作品自体を批判するつもりはなく、アニメ制作に関わった方達には感謝しています。
それでは、ごゆっくりどうぞ。
ざっくり感想(ネタバレなし)
独特な世界感が面白い!
キャラは可愛いし、独特な世界の謎が気になって毎話毎話面白かったです。
BGMも作品の特徴をよく理解していて、不思議な雰囲気をさらに増してくれていて良かったです。
総合評価:
各話の評価は下グラフのとおりです。
・不思議な世界感
・応援したくなる主人公
基本情報
・原作:週刊ヤングジャンプ
・話数:全13話
・放送期間:2021年4月~7月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
作品概要
主要キャラ
【あおい】
CV:井口裕香
【あおい】
CV:井口裕香
【あおい】
CV:井口裕香
【あおい】
CV:井口裕香
【あおい】
CV:井口裕香
主題歌
-
「a hollow shadow」
末廣健一郎作曲・編曲によるオープニングテーマ。「ないない」
ReoNaによるエンディングテーマ。作詞はハヤシケイと毛蟹、作曲は毛蟹、編曲は小松一也。「私の完璧な世界」
萩森英明の演奏による第8話エンディングテーマ。作曲・編曲は末廣健一郎。
スタッフ
- 原作 – ソウマトウ
- 監督 – 大橋一輝
- シリーズ構成 – 大野敏哉
- キャラクターデザイン – 日下部智津子
- 美術設定 – 前田みつき
- 美術監修 – 加藤浩
- 美術監督 – 坂上裕文、後藤千尋
- プロップデザイン – 吉田優子
- 色彩設計 – 漆戸幸子
- 撮影監督 – 小畑芳樹
- 2Dワークス – 久保田彩
- 3D監督 – 宮地克明
- 編集 – 新居和弘
- 音響監督 – 小泉紀介
- 音響制作 – HALF H・P STUDIO
- 音楽 – 末廣健一郎
- 音楽制作 – アニプレックス
- 音楽プロデューサー – 山内真治
- プロデューサー – 古橋宗太、川村千皓、北澤史隆、桐永洋、佐藤圭介
- アニメーションプロデューサー – 辻俊一
- 制作 – CloverWorks
- 製作 – アニプレックス、集英社、TOKYO MX、BS朝日、WOWOW
詳細な感想(ネタバレあり)
物語の導入(1話概要)
全身黒塗りの人達が生活している風景が映し出される。
独特なBGMが謎めいた雰囲気を高めていく。
黒塗りの人達しかいないかと思いきや普通の人間の姿をした子供が映し出され、黒塗りの人達の前で何かを飲まされて声を揃えて発言する。
子供達:「大事なこと。シャドー家は素晴らしい貴族である。生き人形はシャドー家に仕えることが幸せである。」
どうやら全身黒塗の人達はシャドー家という貴族らしい。そして生き人形とは子供達のことだろうか。生き人形という名前からは少し不気味な印象を覚える。
場面は変わり、箱の中で寝ていた一人の女の子が目覚める。
BGMも大きく変わり、探検が開始していくような少し明るい曲調になる。
目覚めた女の子は寝巻からメイド服に着替えていく。
着替えている最中に、あまりおいしそうではない固そうなパンが物を出し入れするために作られたであろう小さな扉より無造作に差し出される。まるでエサみたいだ。
お腹が空いている女の子は文句を言わずに食べる。
バッチリ身支度を済ませた女の子はランタンで暗い部屋を照らしながら廊下へ出て、一直線の道を進み、違う部屋に入る。
そこには不思議なレバーが付いており、気になってレバーを下げると強風で地面に押し付けられてしまう。
息を切らしながらやっとの思いで外に脱出できた。
他に道はないか探していると知らずの内に回転扉によって別の部屋に投げ出される。
どうやら女の子はこの家の構造はよくわかっていないらしい。
その部屋ではシャドー家の女の子が寝ていた。すぐに目覚めて寝起きの水を一杯飲む。コップには黒い手形が残っており、どうやら触ったところには黒いすすが付いてしまうみたいだ。
そして女の子はシャドー家の女の子に元気いっぱいに挨拶する。
女の子:「おはようございます、ケイト様。私は今日からケイト様にお仕えする生き人形です。」
ケイト:「名前は?あなたに名前を付けなきゃね。」
色々名前を考えるケイトだったがすぐには思いつかずに保留にする。
女の子は濡れ雑巾で掃除を始める。ケイト様は静かに読書をしている。そんなケイトが気になり女の子はちょくちょくケイトを見る。
そんな女の子に対してケイトは見ないで欲しいと伝える。
ケイトは人の目を見て話すのが苦手だという。
そんなケイトに対し、女の子はおでこの当たりを見ればよいとアドバイスをする。
そしてケイトはアドバイスを実行してみるが、黒塗りのため表情がわからない。女の子はケイトに対してこっちを見ている気がすると励ました。
しかし、嘘をつかなくていい。といわれてしまう。シャドーの顔は誰にもわからないことをケイトはわかっていた。
そしてそんなケイトからは頭上から”すす”が出ていた。
ケイトいわく怒ったり、よくない感情になると”すす”が出るらしい。
しかし、今ケイトから”すす”がでているのは怒っているからではなく、不安だからだという。
初日からケイトを不安にさせてしまい、この先ちゃんとやっていけるか不安になる女の子であった。
【別日】
気を取り直して掃除に励む女の子だったが、体の調子が良くなくて陶器でできた人形を割ってしまう。
ケイトに謝ると、仕方がないと許してくれ、割ってしまった人形は処分するように言われた。
自分も壊れたら処分されてしまうのではないかと不安になる女の子。
不安を振り払うため、大きくジャンプした女の子だったが、ずっこけてさらに花瓶を倒してしまう。
そして自分は人形だが痛みを感じることを知る。
大きな音がしたため、風呂に入っていたケイトが戻って来ると自分の服を使って掃除をする女の子がいた。
ケイトが服は掃除をするためのものではないと注意する。
女の子は大きい布が欲しかったという。自分はこの格好で構わないという。
そこでケイトは注意した意味を説明する。
ケイト:「シャドー家の生き人形はただのメイドじゃないの。正確に人を模して作られた人形よ。シャドー一族は顔が見えないから判別が難しい。その顔の代わりがあなた達生き人形なの。だから見た目に気を使ってくれないと困るわ。」
女の子は生き人形の役割をわかっていなかったことを誤った。
ケイトは少しずつ学んでいけば良いと女の子を励ます。
ここで女の子はわからないことをケイトに質問する。
女の子:「私は作られた人形なのですね?」
ケイト:「そうよ。」
女の子:「なぜ人の形が良いのでしょう?」
ケイト:「それは動いて働いてケイト達に似て顔があるからかしら。」
女の子:「ケイト達は人ですか?」
ケイト:「そんなに色々聞かないで」
ケイトは多くの質問に嫌気がさしたのか、それとも自分の知らない質問をされたからなのか答えるのをやめてしまう。
そんな時、女の子が苦しそうに倒れてしまう。
そして弱音を吐く。壊れてしまった。体が動かない。大切な役割を果たせない。もっとケイト様と一緒に痛かった。
深刻な雰囲気の中、女の子のお腹の音が鳴る。
女の子:「変な音がしました。」
ケイト:「食事は?」
女の子:「しません。人形ですから。」
ケイト:「食事はエネルギー補給のために必要なの。あなたの部屋に毎日食事が届くはずよ。」
女の子:「すみません。初日に一つだけ。」
ケイト:「もっと食べなさい!」
女の子:「残りはケイト様のおやつかと思い戸棚に…..」
ケイト:「待ってなさい。今持ってくるから。」
ケイトは女の子のために自分のパンを渡した。女の子は自分の部屋に配られるパンとは違い、白くてきめ細かなパンに感動しつつも、主人のパンを生き人形が食べても良いのか葛藤する。
そんな女の子を見てケイトは自分がおいしそうに食べているところがみたいから食べて欲しいと伝える。
その言葉を聞いて、女の子は遠慮なくケイトのパンを食べる。
パンを食べた女の子の動きが止まる。
口に合わなかったのかと心配したケイトだったが、女の子は満面の笑みで美味しいと叫ぶ。
どうやらあまりのおいしさに動きが止まっていたようだ。
パンひとつではしゃぎまくる女の子を見て笑ってしまうケイトだった。
【別日】
すっかり調子は良くなっている女の子。いつもどおり掃除をしているとケイトが”すす”で遊んでいるところをじっと見つめていた。”すす”で達磨が完成したところで女の子が大喜びしたことでケイトが見られていたことに気づく。
ケイトはずっと見られていると居心地が悪いため、一緒にカード遊びをすることに。しかし、女の子は文字が読めないことが判明したため、ケイトが文字を教えることに。
女の子はケイトが文字を教えてくれたことがとても嬉しかった。
もっと勉強してケイトの役に立ちたいことを伝えると、明日1時間早く掃除をして、空いた時間にまた教えてくれることをケイトが約束してくれた。
女の子は自分の部屋に戻ると、文字が読めるようになったことが嬉しくて部屋にある張紙を読んでいく。これからもっと文字が読めるようになっていくことを楽しみにしていると寝るのが遅くなってしまった。
【次の日】
女の子は寝坊してしまった。急いで支度をしてケイトの部屋に向ったが、昨日の約束を破ってしまった。
ケイトは怒ることはなかったが、挨拶の声色からは不機嫌なことがわかり、大量の”すす”が出ていた。
ケイトはお風呂に入って来ると言って、女の子に部屋の掃除を任せた。
ケイトが風呂から戻って来ると部屋は綺麗になっており、ケイトの機嫌も直っているようだった。
掃除を頑張った女の子の服はとても汚れていたため、ケイトは着替えてくるように伝えた。
そして、一緒にお茶をしようと女の子を誘う。ケイトと一緒にお茶ができることが嬉しくて急いで着替えて戻ってきた女の子は鏡で見える前側しか洗っていないため、後ろ側が汚れていた。
そんな女の子を見かねてケイトが女の子を拭いてあげることに。
女の子は自分が上手く立ち振る舞えないことに落ち込んだ自分が不良品なのではないか。ケイトみたいに美しくなれるか不安になった。
女の子を励ますため、ケイトが女の子に化粧をしてあげることに。化粧箱の中に顔色をよくする粉が入っていることを知り、女の子はこの粉を使えばケイトの顔が浮かびあがるのではないかと考えた。そこで、ケイトにその粉を付けるが、ケイトは振り払ってしまう。ケイトに付いた粉はすぐに消えてしまった。シャドー家の顔を浮かび上がらせることはできないみたいだ。
余計なことをしてしまったと女の子はケイトに謝った。
女の子はケイトに化粧をしてもらい、衣装も着せてもらった。
生き人形にシャドーの服を着せることは禁止されているという。その理由が今ケイトはわかった気がした。衣装を着た生き人形はシャドー家よりも完璧な存在に見えるためではないかと考えた。
その言葉を聞いて女の子は否定する。自分だけではこんな姿にはなれなかった。素敵な振舞いはできないし、仕立ててくれたのはケイトだと励ます。自分はケイトの鏡であると主張する。そして笑顔を作り、ケイトが笑っていると伝える。
ケイトは自分をかってに操作しないで欲しいという。
女の子はまたケイトを怒らせてしまったと焦ってあやまるが、ケイトからは”すす”が出ていないことに気づく。
ケイトは女の子といることに不安を感じなくなっていた。
ケイトが女の子へ名前を考えていたことを伝える。
ケイトは自分が読んでいる本のヒロインと同じ名前であるエミリーにしようと思っていた。本のヒロインは女の子と同じように明るくて前向きな女の子だったからだ。しかし、本のヒロインよりも女の子の方が変わっているため、エミリーを捻ってエミリコという名前にすることに。
女の子はエミリコという名前を気に入った。名前を付けてもらったことに大喜びするエミリコだった。
不思議な世界感
物語の導入(1話概要)に記載させていただいたとおり、独特な世界感の作品になります。
シャドー家とは何なのか。生き人形とは何なのか。普通の人間はいるのか。等々気になることがいっぱいある状態で物語が進んでいきます。
物語が進むにつれて徐々に秘密が明かされていきます。
シャドー家には階級がある。すす能力というものがある。等々。
しかし、秘密が明かされる一方でさらなる秘密も増えていき、物語に飽きがきません!
誰が味方で誰が敵なのか。おじい様の目的は!?シャドーハウスとは何なのか。
毎話毎話気になって、見るのが止まりません!
応援したくなる主人公
エミリコはとても可愛く、少しドジなところもありますが、一生懸命で明るく仲間思いの女の子です。
全男子が応援したくなる女の子です!
物語を見ていると危険にさらされてしまうシーンも出てきたりします。エミリコが無事に過ごせるか。仲間を助けていけるのか。ハラハラします。
頑張れエミリコ!
まとめ
是非見て欲しいおすすめアニメです。
キャラは可愛いし、物語も面白いし、最高です。