k記事をご覧頂きありがとうございます。
「ジョゼと虎と魚たち」を見ましたので感想を記載します。
感想を共有してアニメをより楽しんだり、これから見るアニメの参考になればと思います。
詳細な感想以降はネタバレを含みますので、ご注意ください。
※あくまで個人の感想であり、低評価でも作品自体を批判するつもりはなく、アニメ制作に関わった方達には感謝しています。
それでは、ごゆっくりどうぞ。
ざっくり感想(ネタバレなし)
感動した。
少しご都合主義もある感じもするが、諦めずに行動することの大切さが伝わってくる。
また、足が不自由なために自分の思い通りに行動することができないこと、障害者に対する周りの人間の冷たさが描かれており、健常者であることのありがたさがわかる。
現実はもっと厳しいのかもしれない。この作品を見ただけで障害者のつらさをわかった気になるのはだめかもしれないが、見る前と比較すれば障害者へ優しく接することができるだろう。そういうことも含めて見て損はない作品になっている。
総合評価:
・作画が凄い
・感動する
基本情報
・原作:月刊カドカワ
・話数:1話(劇場版)
・上映期間:2020年12月~ 既に上映終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
作品概要
引用:公式HP
主要キャラ
【鈴川恒夫(CV:中川大志)】
【ジョゼ(CV:清原果耶)】
【二ノ宮舞(CV:宮本侑芽)】
【松浦隼人(CV:興津和幸)】
【岸本花菜(CV:Lynn)】
引用:公式HP
主題歌
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- 主題歌「蒼のワルツ」
- 作詞・作曲・歌 – Eve / 編曲 – Numa
- “祝福感”をテーマに作られた。映画で使用する際にイントロが加えられている。監督のタムラコータローは「いきなりボーカルから始まるのが本来の形ですが、映画の演出に合わせてすてきなイントロをつけてもらいました」と語っている。YouTubeで公開されているMVは、映画版に基づきイントロが入っている。
- 挿入歌「心海」
- 作詞・作曲・歌 – Eve / 編曲 – Numa
- 挿入歌は当初予定されていなかったが、Eveと監督の顔合わせの際に制作が決定した。その後2022年3月9日には、NTTドコモが「U30ロング割」のプロモーションの一環として、高校生たちが卒業を迎える姿をフィーチャーしたスペシャルムービー「卒業生 100万人の答辞」篇を公開。合唱バージョンとしてアレンジされた「心海」が使用された。
スタッフ
- 原作:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫刊)
- 監督:タムラコータロー
- 脚本:桑村さや香
- キャラクター原案・コミカライズ:絵本奈央
- キャラクターデザイン・総作画監督:飯塚晴子
- コンセプトデザイン:loundraw(FLAT STUDIO)
- 劇中画:松田奈那子
- プロダクションデザイン:平澤晃弘、片貝文洋、中村章子
- 画面設計:川元利浩
- 美術監督:金子雄司
- 色彩設計:梅崎ひろこ
- 撮影監督:神林剛
- 3DCG監督:三宅拓馬
- 編集:坂本久美子
- 音楽:Evan Call
- 音響監督:若林和弘
- 音響製作:ソニルード
- 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
- 配給:松竹、KADOKAWA
- アニメーション制作:ボンズ
- 主題歌・挿入歌:Eve「蒼のワルツ」/「心海」(TOY’S FACTORY)
- 製作:『ジョゼと虎と魚たち』製作委員会(KADOKAWA、松竹、ボンズ、ジェイアール東日本企画、トイズファクトリー、KDDI、TBSラジオ、ムービーウォーカー)
詳細な感想(ネタバレあり)
物語の導入
ダイビングが趣味の大学生、恒夫。バイト先はダイビング屋である。
バイト帰りの夜に帰宅と中の出来事である。坂道を物凄い勢いで叫びながら下ってくる車いすの女の子がいた。
状況から察するに制御できていないようであった。遂に女の子は車いすから放り出されてきたため、恒夫は身を呈して女の子を受けとめた。
女の子は恒夫のおかげで無事であった。恒夫のおかげで怪我をせずに済んだ女の子であったが、恒夫に感謝の言葉も言わないどころか、恒夫を変態扱いし、嚙みついた。
女の子は、おばあさんと一緒に散歩中だったらしい。そこで、おばあさんが目を離した隙にだれかが女の子を押したらしい。
女の子をかばった際に夕飯の弁当をぶちまけていたことを見ていたおばあさんが恒夫をご飯に誘ってくれた。
恒夫はお言葉に甘えて女の子の家でご飯を食べさせてもらうことにした。
女の子は家に帰った後も恒夫に対して冷たかった。
恒夫は何とか仲良くなろうと女の子に話しかけた。
おはあさんから女の子が”くみこ”と呼ばれていたことから恒夫も女の子を”くみこ”と呼んだが、女の子は自分のことをジョゼだという。
あまり仲良くなることはできないまま、おばあさんの料理が出来上がった。
恒夫はありがたく頂いた。大学生のため貧乏だったこともあるが、恒夫はお金を貯めていた。
恒夫はメキシコにしか生息していない変わった魚を見るのが夢だった。そのためにメキシコへ留学する予定であり、その資金を貯める必要があった。
そんな恒夫の様子を見て、おばあさんが割のいいバイトをやらないかと誘ってきた。
その内容は、ジョゼの注文を聞くことだった。つまり、おばあさんがいない間ジョゼの世話をすることがバイト内容だった。
そんなことから車いすの女の子ジョゼと夢追う大学生恒夫の純愛物語が始まっていく。
作画が凄い
劇場版ということもあり、作画が凄いです。
作画が凄いことがわかるシーンを抜粋して紹介します。
【ジョゼが坂道で落下してくるシーン】
これは、ジョゼと恒夫が初めて出会う重要なシーンでのため作画に力を入れていることが伝わってきました。
360°ぐるりと周った視点が描かれており、臨場感も伝わってきました。
【ジョゼを海へ連れて行ったシーン】
これはジョゼが初めて笑ったシーンでもあり、恒夫との仲が急接近する重要なシーンでもあります。
今まで不愛想だったジョゼが笑ってはしゃぐ姿はとても印象に残っています。
感動する
ジョゼは絵を書くことが好きでした。恒夫や友達の花菜が褒めてくれたこともあり、絵を仕事にするのが夢になっていた。
そんな時、ジョゼのおばあさんが亡くなってしまった。
ジョゼはいきなり自分一人で生きていかなくてはならなくなった。
絵を仕事にするとか夢を見ている場合ではなくなった。
何もかもどうでもよくなっていた。
そんなジョゼを恒夫は何度も励ましたが、健常者である恒夫には自分の気持ちはわからないと言って遠ざけていった。
しかし、そんな時にジョゼが原因で恒夫の夢が遠のいてしまう事態が発生します。
それで今度は恒夫がジョゼのように何もかもどうでもよくなっていた。恒夫は夢を諦めてしまいます。
恒夫が夢を諦めてしまったことを知ったジョゼは恒夫を立ち直らせることを決心します。
恒夫は夢を諦めるような男ではない。何かきっかけが必要だとそう思った。
そこで、ジョゼはもう一度、絵を書き始めます。
そして、その後すぐさまハッピーエンドとはならなかったり、物語の先が読めないです。
最終的にはジョゼの気持ちが爆発し、涙ながらに恒夫に気持ちを伝えるシーンを見たら号泣します。ジョゼは色々考えたと思います。健常者である恒夫に気持ちを伝えてもよいのだろうか。迷惑ではないだろうか。断られるのではないだろうか。そんなジョゼの気持ちを考えたらもう…..もう…….
ジョゼー!
心の中で叫んで号泣していました。
まとめ
感動する。
おすすめ作品です。
劇場版ということもあり、サクッと見やすいです。
休日に暇な時間があれば是非見てください。